0115 ユナイテッド93

〜日比谷スカラ座にて〜
アメリカは日本の30年先は行ってる


8月28日に観ました。

何だかんだ言っても、結局は「こういう風だったんだろう」と想像を巡らせて作った映画なんですよね。機内から家族にかけた電話などは事実に基づいているのでしょうけど。
しかし、「所詮、誰も真相は分からないんだ」と冷ややかに思いながら観ていたのではありますが、そのしっかりとしたリアルな作りにドンドンのめり込んで観ているいる自分がいました。なんて事はないドキュメンタリー風映画なんですが、観終わった後のなんとも言えない余韻は今年観た映画では一番かも。鬱状態にも似た説明のしづらい奇妙な感覚がしばらく残りました。感動とかそんなのは抜きにして「一度は観て!」と勧めたくなる映画でした。

俺がハマーだ!」のデビット・ラッシュがオイシイ役で出演していましたね(かなり老け込んでいましたが)。彼がいつものように懐からマギー取り出していればこんなハイジャックなんて一件落着なのにと思った不謹慎者は私を含めて何人いたことでしょう。