0117 ハードキャンディ

シネマライズにて〜
クリップで擬似痛。なるほどね


8月31日に観ました。

「ディセント」と並びこの夏結構期待していた映画のひとつでしたが、イマイチ盛り上がりに欠ける映画でしたね。このブログで何回も同じことを言っていますが、どうも主人公である少女に感情移入しにくいんですね。結局謎だらけの人物としか描かれていないし、謎の人物として進行させるなら少しはその人物の片鱗が見えるようなエピソードなりを盛り込んでくれても良かった気がするんですけどね。
この映画で敵役とされているロリコン男も結局完全な有罪だったのか、それとも違っていたのか、またなぜ最後ああいった行動を取らなくてはならなかったのかということもハッキリさせないまま。
まあ案の定、製作サイドとしてはわざとそういった作りにしているらしく、観客にそのあたりを想像させようとさせてたらしいですが、想像を掻き立てられるほどのヒントを与えられていないので、ただストーリーを追わされているだけで終わってしまい、それ以上この映画を楽しむ事は出来かねるというのが私の意見です。アイディアはすごく興味をそそられる内容だっただけに残念ですよ。

それにしてもLGFはこういった映画を作るのが好きですね。映画の冒頭、LGFのロゴが出たときは「オオッ!LGFの映画なのか!また、ダークな内容ナノかしらん?」と結構トキめかせてもらったんですけどね。