0007 男たちの大和

〜上野東急にて〜

一応私も男という性別で生まれてきましたので「男たちの大和」を観る事にしようと重い腰を上げて会社帰りに上野東急へ。

「クローーーーーーズユアアイーーーーーーズ」
さて劇場に着いた途端、長渕御大の歌う主題歌が鳴り響き到着早々ゲンナリ気味でしたが、映画はヒドイ出来ではないと思いますよ。面白いか、感動したかというのとはまた別の話ですが。
原作があるのでしょうがないのでしょうが、色々なエピソードを散りばめすぎて内容が薄くなってしまったのがイタイなあ。あといろんな有名俳優さんを使いすぎなのも薄くなってしまってる原因。あんなに俳優さんをチョイ役で使わなくていいのよ、東映さんったら、もう。ま、竹中直人が出て来なくてホッしましたが(最近の邦画は彼を使いすぎ!)。
CGも見るに耐えないものではなかったと思います。ただ話題を呼んだあの大和のセットはあまり映画に活かされなかったと思う。大和製作に6億も使わなくても…。あ、ゴメン、この映画はハルキン(角川春樹)製作だった。彼のハッタリ大作風映画は大好きなのでさっきのは失言といたします。テヘッ。
もっと反戦などの意味も込めるのであればプライベートライアンばりに戦闘シーンをグロくしても良かったんじゃないのかな。結局戦闘シーンも対空機銃の銃座辺りばっかだったし、ただ血が出てただけだったし迫力はあまり無かった。ほーんとプライベートライアンを劇場で観たときは戦場にいるみたいで「絶対戦争行きたくないッ」と思ったもんよ。
あ、言い忘れていた、音楽って久石譲なのね。じゃ一言「おい、譲さんよ、あんたハンス・ジマーの"Hummell Gets The Rockets”を真似ちゃいかん。テーマが流れる度にザ・ロック(レスラーではありませんよ)が思い出されて映画に集中できん!往生せいや。」