0014 ミュンヘン

〜丸の内プラゼールにて〜

原作にまあ忠実気味ではあるが…。
町山智浩がブログやラジオで絶賛してたもんで、かなり期待して今日を迎えました。もちろん原作(標的は11人)も読んで準備万端!いつもなら何か食べ物を持ち込んで映画を愉しむ私ですが、今日は映画に集中するためにコーラ一本脇に抱え劇場に。

主人公たちの行動は原作に忠実に進みます。もちろん細かい描写やエピソードはカットされてますが及第点はつけられるでしょう(行動の再現という点では)。スピルバーグが何を訴えたかったかも伝わったと思いますし、銃撃戦も迫力があり(音響の効果大)、164分の割にはお尻の痛さも気にならなかったと思います(劇場の椅子が良かったのでしょうか?)。まあ、そこそこ私は堪能しました。
ただ、それは私が原作を読んでいたからでしょう。原作ではターゲットを決め、その暗殺が成功するするまでをきっちり説明しています。またひとつの暗殺から次の暗殺へ移るまでかなりの期間があり、その辺の焦燥ぶりや本当の秘密工作員の苦悩などが書かれています。私はその原作の内容を頭のなかで補完しながら観ていたので問題はありませんでしたが、原作を知らない人はこの映画をどう感じたのでしょうか。淡々と話は進みますし、派手なシーンはほとんど無いですし、人に問いかける作品なので感動とかは無いですし。「とんでもねーツマンナイ作品を見せられた」とボヤいてたかも知れません(実際、帰りのエレベーターの中で否定的な意見を耳にしました)。
あまり万人に薦めることが出来る映画では無いと感じました。

で、話は変わるけど…
もういい加減にしてくんない?プログラムのあのデカさ!(B3サイズ)鞄には入りにくいし、収納はしにくいし。プログラムはA4に統一してよ、もう!!