0034 IZO

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ウザいオナニー映画

予想に反してかなりウザい映画でしたね。幕末に「人斬り以蔵」として恐れられていた土佐藩岡田以蔵の怨念が現代に甦り、時空を超えて子供から僧侶までありとあらゆる人を殺戮しまくる映画。

これだけ聞くとなんか興味深いというか面白そうな感じがするのですが(<良くない精神状態ですかねぇ)、精神論というか現代の社会の有り様を批判しているような説明や戦前から戦後にいたる記録映像などを途中随所に挿入し、また友川かずきというフォークシンガーの方だそうですが、その氏の熱唱シーンも劇中に散りばめ「何か」のメッセージらしい事を伝えようと作られているようなのですが難解すぎてそのメッセージがさっぱり伝わりません。メッセージを伝えようと本気で作っているのならこれは製作者側のオナニー映画です、これは。上映時間も2時間オーバー。その時間の長さもウザくてウザくて。

監督は三池崇史ですが、彼は雇われ監督でこの映画を作っただけでしょうから彼のメッセージとは思えませんが、アクションは悪く無く、キャストも豪華でしたのでむしろそっちだけに専念して欲しかったですね。