0010 フライトプラン

新宿ジョイシネマ1にて〜
期待したが故の悪評か?配給会社宣伝部の完全勝利映画。パニックルーム2として観ればまだ諦めがつく!

世間では評判悪いみたいですねえ、この映画。たしかテレビCMがちょうどお正月のあたりからやっていたような記憶があります。
「高度1万メートル上空の密室、ひとりの少女が消えた、容疑者は全乗客425人、その時最新鋭の旅客機は史上最悪の戦場に変わる!」

・・・警戒心の薄い正月にこんなCMを流されたら、何の疑いも無く”面白い映画”と脳に刷り込まれるに決まってます。これが年度末や夏休みの終わり頃とかのピリピリムード漂う時期に流していたならこの映画の評価もすんなりと落ち着いていたかもしれません。「テレビCMによる人々の過大な期待」これがこの作品に対する正当な評価を狂わせているような気がします。大体面白そうに作る映画CMってのはツマラナイパターンが多い。また、おすぎのナレーションが入っている映画CMはツマラナイ映画度80%に上昇し、劇場(試写会場)から出てきた観客に感想をインタビューするパターンのCMだと95%はツマラナイ映画ということで間違いないでしょう(segainzo個人調べ)。
それに比べて佳作「リベリオン」や「エクゼクティブデシジョン」のテレビCMの地味だったこと。
要するにこの映画は同じようなテーマのフォーガットンよりは唖然度が少ないし、なんてことのない娯楽映画ですヨということです。


<ここからホンの少しネタバレ>
個人的にはあのままジョディ・フォスターの妄想話として突っ走ってもらい、最後は飛行機を墜落させ、乗員乗客全員死亡という内容の映画だったら最高に興奮していたと思います。まあ、そんな内容の映画誰も観たくないでしょうけど。