0039 イーオン・フラックス

〜新宿プラザにて〜
予想通りで大満足

この映画は昨年から映画館で予告編をバンバン流していましたが、その時から「これは俺には絶対ハマらない映画だ」となんの根拠もなく確信してました。通常、アクション映画の予告編を観るとちょっとは“オオッ!”と反応する部分が少しはあるハズのなのですが、この映画の場合は皆無。これは私にとって非常に珍しいことなので「絶対ツマラナイ映画」と観てもないのに勝手な烙印を昨年の秋に押していたのでした。

なので観に行くつもりは今まで全く無かったのですが、今日観に行ってしまいましたヨ。そんな観たくも無い映画をなぜわざわざ観に行ったのかというとそれは…
…「ウルトラ・ヴァイオレット」のためなんですねぇ。3ヵ月後に必ず観るであろう「ウルトラ・ヴァイオレット」がイマイチだった時(想像したくはありませんが)、「ま、イーオン・フラックスに比べたら全然面白かったよ」と言い逃れするために、です(笑)。
そんな意図で観に行ったので正直「面白かったらどうしよう…」と不安な気持ちで観ましたが(笑)、予想通り私にとっては「大変ツマラナイ映画」でしたのでホッとしました(ややこしいな)。

ストーリーや世界観とかはありがちではありますが別に悪いというほどではありません。映画で使われる近未来アイテムも楽しいモノだと思います。だけど肝であるアクションがダメダメでした。主役のシャーリーズ・セロンが股割りしたりクルクル回転したりスパイダーマンのように四つんばいでシャコシャコ歩いたりするのは問題ないのですが、格闘・ガンアクションシーンがショボショボ。格闘はあまりにもアップ多用で何をやっているか分からず、ガンアクションも構図が悪く見せ方もすごく下手。最近のハリウッドメジャー作としては最低の部類に入るのではないでしょうか。この映画の売りとはイーオン・フラックスという超一流の女工作員の超一流アクションというところだと思うのですが、このアクションがあまりにもショボいため説得力が出ず、他の設定や世界観までもが陳腐なものに見えてしまいました。

まあ「絶対ツマラナイ映画」と意気込んで観たので、ダメージがほとんど無かったのは良かったのですが、それでもやっぱり少しイラついていた部分があったんですねぇ。
そのイラつきを抑えるため、帰りに「フレンチ・コネクション」、「フレンチ・コネクション2」、「ロボコップ2」のDVDを買ってしまいましたとさ。



追伸: なんだかんだ言って、ただ単に私がシャーリーズ・セロンの顔が苦手だっただけなのかも知れません。