0042 昭和歌謡大全集
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掘り出し物です
最近イライラ気味ですので、「これはイカン!」と帰宅後軽く掃除をしてやりました。軽くとはいえ掃除をすると清清しいものですな。おかげで映画を観始めたのが23時近くとなってしまいましたが…。その観た映画がクソ映画だとなおさらイライラがブリ返すのですが、今日観た「昭和歌謡大全集」はヒット・ヒット・クリーンヒットでしたね。
いやー面白かった!掃除をした甲斐があったというもんです。これは掘り出し物でしたね。この映画って最初はそのタイトルからミュージカル映画かなんかかな?と勝手に思ってスルーしていましたが、よーくビデオパッケージを見るとおばさんグループと少年グループの血で血を洗う抗争劇ということが判り、俄然、視聴欲が沸々と湧いてレンタル店のカードを握りしめていたのでした。
とにかく台詞まわしといい、出演俳優の演技といい、キャラの立て方といい、邦画にありがちな空回り感がほとんどありませんでした(しいて挙げるなら森尾由美と細川ふみえがイマイチだったかな?)。娯楽映画として実によく出来ています。内容はありえないシチュエーションの連発で現実感はゼロに近いのですが、前述の空回り感が無いため、私はエンターテイメントとして純粋にお話を楽しむことができました。
この映画の出演者でMVPを決めるとしたら文句無く原田芳雄ですね。特に松田龍平ら少年グループと原田芳雄扮する金物屋のオヤジとの絡みは爆笑。準MVPなら樋口可南子と池内博之ですかね。クドくなく自然な演技に好感が持てましたよ。
くだらなくメチャクチャな映画ではありますが、予算の限られている邦画の娯楽作としてはかなりのモンじゃないでしょうか。