００４３ ロスト・イン・トランスレーション

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サントリータイム！

それにしてもビル・マーレーってレツゴー三匹のじゅんにそっくりですね。ＤＮＡレベルで分析したらかなり近い数値とか出るのではないかしらん。

東京で出会ったハリウッドスターと米国カメラマンの妻。日本と言う馴染めない異国の地で孤独を味わった二人が心をうち溶け合っていく姿を描いた映画です。

これは別に日本を紹介している映画では無いですね。日本（特に東京）を舞台としているのは疎外感というか孤独感というか空虚な感覚をより表現する為ですよね。そう考えるとやはり外国人にとって日本とは魅力的とは言い難い見知らぬアジアの一小国としか映っていないのかもしれませんが、日本の描写という点では間違いもほとんど無く、今までのヘンテコニッポン（人）が登場する映画に比べればかなりよく捕らえられてると思います。

この映画は観る人それぞれの人生経験や人生の考え方によって退屈な映画にもなり楽しめる映画にもなると思います。私はこの淡々と進む展開と音楽、そして東京の情景がうまくミックスされているところが自分の今までのの人生や考え方などとクロスオーバーされて心地良く鑑賞することができました。でも人によってはもの凄ーく退屈な映画でしょうな。逆に１０歳位の子が「この映画は良かった」なんて言ったらちょっとコワイ。

映画の本筋とは全然関係無いのですが、この映画の中で架空の設定で「ミッドナイトベロシティ」というアクション映画の記者会見のシーンがあります。これがスゴーく気になったのは私だけではないでしょう（笑）