0046 力道山

テアトル新宿にて〜
力皇斬

ここ最近、凄まじく激しい睡魔が襲ってきては撃退、襲ってきては撃退を繰り返していたのですが、先週土曜日の徹夜が祟ってしましましたね。寝る寝るネールネな週末から月曜でした。
ここは心機一転と今日はテアトル新宿という年に一回行くか行かないかレベルの映画館に「力道山」を観に行ってきました。ここテアトル新宿は凄ーく映画に集中できる映画館です。席数は250弱と大きくは無いのですが、構造レイアウトが絶妙で、また上映中は非常口の明かりさえ消してしまうという“ほぼ真っ暗状態”であるため映画の世界に入り込み易いのです。まあ火災時にはちと不安でありますが…。

あと要チェックポイントとしてはバアムクーヘンを売っているところ。バアムクーヘンとブラックコーヒーが私の映画館フードでは最強コンビ。ちょうどイイんですよ、バアムクーヘンのボリュームって。「食事は採りたくないが小腹が空いたぜ」といった仕事帰りの状態だとホント、ベストマッチング状態ですヨ!甘い物好きでヨカッタ!

いつもの長い前置きはこの辺にして「力道山」です。ご存知の通り、日本のマット界の父であり、必ずといっていいほど街頭テレビの話がセットで出てくる戦後日本の歴史には欠かせない人物のひとり。その力道山の半生を描いた映画なんですが、あまりにもフィクションで固めすぎです。今現在も存命な方や権利関係でその名を出したりすることが困難なのは分かりますが、「力道山」という確かにいた人物の名前を出したのであればある程度事実に沿ってストーリーを構築して欲しかったです。登場人物のほとんどが架空の名前、団体でまた解釈も随分メチャクチャ。こういうの見て信じる人だっているんですし、ましてや韓国が作った映画なんですからその辺はデリケートに作ってほしかったなあ。

ソル・ギョングの日本語も「ロスト・メモリーズ」のチャン・ドンゴンに比べたらかなり頑張っていたし(違和感はもちろんありますが)、セット、美術もも素晴らしかったし(新橋駅前のCGは凄く良かった)、藤竜也も良かったし…うーむ、残念。

ただ力道山ラリアットプランチャしたのは面白かったので許します。