0047 禁じ手

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向こうのタイトルもKINJITE

この前買ったチャールズ・ブロンソンDVDコレクションBOX II に収録されていた否デス・ウィッシュシリーズの一本。
どんな話か全く予備知識も無いまま、再生ボタンをスタートさせたのですがなかなかオモロイ一本でした。

舞台は80年代後半のロス。年頃の愛娘のことがいつも心配な老刑事クロー(チャールズ・ブロンソン)。クローの目下の敵は少女売春組織の親玉ディック。ディックに様々な嫌がらせ(車を燃やしたり腕時計を飲み込ませたり)をして何とか組織を壊滅させようと孤軍奮闘のクローであったが、そんな中、愛する娘に痴漢を働いた日本人ビジネスマンが現れたからさー大変!「低俗なジャップに復讐を」といてもたってもいられなくなったクローの元になんとその憎っくき日本人の女学生誘拐の一報が…といったストーリーで結局は少女売春組織を叩き潰す刑事アクションです。

89年の映画ですから日本がちょうどバブル絶頂期でアメリカの物件とかを買いあさっていて最もアメリカで嫌われていた頃ですね。日本人の描写も案の定ヘンテコニッポン満載なのですが、満員電車での痴漢行為や一般男性がエロコミックを読んでいるなど的確な箇所も取り入れているところが当時としてはニクイです。

当然のようにブロンソンも映画の中で日本人たちに敵意むき出しです。日本人たちのせいで道路混雑を起こしているところにブロンソンが現れて日本人たちを叱り始めるシーンがあるのですが、もう無茶な感じで怒っています(笑)。私なんかはブロンソンファンですからその場にいて実際に叱られてみたかったですけど(笑)。

最後は当然ボスを殺すであろうと思っていたら、今回は違っていましたねぇ。とっても愉快な方法で罪の報いを受けさせます。ああ、アメリカの刑務所は怖いこわい。