0049 SPIRIT

新宿ミラノ座にて〜
力道山」同様、史実無視映画


今日は花束を抱きかかえていた人が多かったですね。今日付けで退職や転勤する人たちなんでしょう。残業もせず映画ばっかり観ているので、私にも今年度は退職勧告が来るのではないかと冷や冷やしていましたがとりあえずセーフでしたね。ホッとしたので映画を観に行くことにしました。っていつもと同じ行動じゃないですか!(汗)。

今日観たのはジェット・リー主演の「SPIRIT」。この映画を“出演する最後の武術映画”とジェット・リーは公言しているようですがどうなんでしょ。ホントかなあ?「黄飛鴻シリーズ」のような中国歴史武術モノには出ないということなのかな。それともクンフーは一切封印するのでしょうか?私としてはリー・リンチェイ時代も含めて彼の一番好きな映画は「ザ・ワン」なんです。世間的には評判悪いみたいですけど、あのくだらなさが結構ジェット・リーとマッチしていてグーでした。次は「ワンス〜天地大乱」ですかね。もう「ハイリスク」とか「D&D」とかは内容すら忘れてしまいました。

そんなジェット・リー最後のクンフー映画は正直…でした。ストーリーとかは文句を言うつもりは無いんですけど、やっぱり格闘シーンですかね、「・・・」の部分は。せめて最後と言っているのであればアップを多用せずもう少し引いた画で格闘シーンを見せてほしかった。別に普通の俳優さんであれば文句無く迫力あるシーンなんですが、やっぱり元中国武術大会チャンピオンですからねぇ…彼は。それと伝統のワイヤーアクションや早回しを使うのは一向に構わないのですが、スピード感を出すためだと思うのですがコマを抜いてるシーンが多すぎます。これにはゲンナりしてしましました。
中村獅童のアクションシーンが吹替えバレバレとかはどーでもいいんです、こっちも彼がアクション俳優とインプットされていないので勝手に脳内で補完しながら見てますから。ですからこそ真のクンフースタージェット・リー最後のクンフーを眼に焼き付けるためにもビシッとキメて欲しかった…。

そう思うとドニー・イエンの「SPL」は改めて面白かったですね。あと昨日トニー・ジャーの「トム・ヤム・クン!」の予告を見たのですがこちらも相当期待できそうな感じでした。これからはこの二人が本格格闘アクション最後の砦なのでしょうか。

何はともあれ、今後もジェット・リーのアクションを見続たいものですね。