0053 サウンド・オブ・サンダー

〜丸の内プラゼールにて〜
サウンド・オブ・サンダーってどういう意味?雷鳴?

今日は有楽町マリオン新館の中にある丸の内プラゼールにタイムトラベルSF大作(?)「サウンド・オブ・サンダー」を観に行ってまいりました。松竹系の映画館ってことでやっぱりありましたね、おにぎりセット。食べようかと思いましたが、昼飯がおにぎりだったものでパス。いつものようにコーラ片手に鑑賞スタートです。

CGが笑えてしまうくらいちゃちぃレベルでしたね。タイムトラベルとかのSFモノっていわばウソの世界ですから、大掛かりにウソを見せて欲しいんですよ。そのウソをつくには昨今ではCGが必須であるわけで大黒柱なわけです。ですがこの映画では10年前くらいの映画ですと言っても分からないくらいCGがCGすぎるんですね。恐竜なんてテクスチャーテッカテカですよ。私はこの「サウンド・オブ・サンダー」にはストーリーよりも映像に驚きたくて観に行った訳でその肝心な部分がダメだったのはガックシでした。まあ、この映画を作った会社はいろいろ裁判などで紆余曲折あった上破産してしまった会社のようですから制作費不足だったのかも知れませんけどね。

かといってそのストーリーも疑問な点が多くて、102分という普段なら満足する上映時間も長く感じてしましました。
基本的にタイムトラベルモノって主人公の一つの時間軸で進んで欲しいんです。でもこの映画では最後の最後で違う時間軸で話が進んで終わってしますんですよ。途中まで“パラレルワールドの存在は無し”という姿勢でこの映画を進めていたのに最後は結局“パラレルワールドでしかお話が締められないのでこれで終わります”て感じで終わらせるラストは不満でした。原作があるのでやむを得ないと言われればそれでオシマイですが。

ですが、この映画のパンフは結構ヨイです。この映画の世界でタイムトラベルを旅行として提供しているのが「タイム・サファリ社」という会社なのですが、その「タイム・サファリ社」の架空の広告が2ページも載せており、またこの映画の製作会社「フランチャイズ・ピクチャーズ」についての細かい解説も2ページで載せていて600円。これは買いです。