0059 ファイヤーウォール

新宿ミラノ座にて〜
いつものハリソンさん映画

遂に「ウルトラヴァイオレット」のチラシが配布となりましたね。今日は新宿ミラノ座に着いた瞬間そのチラシを発見し興奮モード発動!更には「ポセイドン」の最新予告編まで見ることが出来、興奮はMAX状態に。「今日はどうもありがとうございました」と映画館を跡にしそうになりましたが、まだ本編を観ていませんでした、イケネ。

で、「ファイヤーウォール」。もうホントにいつものハリソン映画です。父親が家族の為に闘うというヤツですね。

今回のハリソンさんは銀行のセキュリティーシステム管理者。大統領やCIAアナリストや医師の様にも見えますが、冒頭のシーンでカチャカチャと適当にキーボードを叩き、簡単にハッカーの進入を阻止していますからやはりその道のプロなんでしょう。そんなハリソンさん、強盗団に家族を人質に取られ銀行の金を要求されてしまいます。ハリソンさんに明日はあるのか?という映画でほぼ皆さんのイメージする通りにストーリーは進みます。もちろん最後はスマートとは言い難いハリソンさん独特の泥臭い格闘シーンが待っています。ある意味安心して観ていられる映画ですね、セガール映画にも通ずるモノがあります。

そんな内容が判りきっている映画ですから、私なんかは“主人公が危機状態の中、いかに賢い方法で犯人を出し抜くか”というアイディアを楽しむ為、この映画を観に行った訳です。しかし案の定、ゴリ押しと幸運だけでズルズルとラストまでいってしまった映画だったのは残念でしたね。この映画の肝であるコンピュータを使うシーンもかなりいい加減。せっかくコンピュータ・セキュリティをテーマにしているんだからもっと考えてほしいものです。上映中「ハリソンさん、また都合よくウマイことやっちゃってー」と苦笑しっぱなしでした。

ですが娯楽作という点ではテンポがとても良く、昨年公開されたB・ウィリスの「ホステージ」よりは良かったと思います。あ、そうそう「24」のクロエ(メアリー・リン・ライスカブ)がハリソンの秘書役で出てましたね。「24」のときも上司はジャック(バウアー)、この映画でも上司のハリソンはジャックという役名ですからちょっとソコが面白かったです、ハイ。