0061 タイフーン

〜新宿ヲデオン座にて〜
薄っペラペラ超大作映画

本日はチャミスルでお馴染みのチャン・ドンゴン主演の韓国エンタテイメント超大作「タイフーン」を東亜興行の中でもキレイめな映画館、新宿ヲデオン座に観にまいりました。ここはあまりいい思い出がありません。過去に「ケイゾク/映画」が上映中、もの凄い大音量で自販機の飲み物の交換を20分くらい行ってたんです。ミスター温厚と呼ばれる私もさすがにその時はキレそうに!(同時にミスター気弱なので怒れませんでしたが・・・)
まあ、冷静に考えると東亜興行系の映画館に文句を言う方が間違ってますね。ここの系列の映画館ってみんなそんな感じなんです。昭和臭いってヤツ?なんだかんだ言って無くなってほしくはないんだよなあ。新宿ピカデリーシネコンになってしまうと言うし、その余波がこの歌舞伎町の映画館に訪れないことを願ってます。

いつもの関係ないダベりはこの辺で「タイフーン」の事を。

こりゃもう「ブブブブーーーッ」…ダメな映画でした。

いろんな薄っぺらいエピソードやとってつけた設定を盛り込みすぎて内容がショボショボ。最近観た韓国映画の中でもカナリのモンです。構成も(素人の私が言うのもおこがましいですが)ヘ・タ・ク・ソ。「ヘタクソーッ」と大空に向かって叫びたいくらいでしたよ(今回は結構珍しく感情を出してますね>私)。
なんでもかんでも詰め込みすぎ、監督も「感動作を作らなきゃ」って焦っていたのかなとこちらが思えるくらい中途半端な回想シーンや設定を垂れ流していました(おかげで心にはなーんとも響かない)。カット割りや画のショットなど映像の見せ方は結構良かったのに。

あとBGMもいろいろ使いすぎ。なんとか盛り上げようとしているのは判るんだけど、一つのシーンで3曲、4曲も使うのはハッキリ言ってどうかと思いますヨ。

同監督作「友へ チング」は好きな映画でしたので、そのショックはなおさらでしたね。タイトルの「タイフーン」もまあ、意味はあることはあるんですが映画の内容を知ると「なんだそれ。センス無えな」と思えてきてしまうのが怒りをもった人間の怖いトコです(笑)。

この借りは(監督は違いますが)「デュエリスト」で返してもらうことにしましよう。