0074 サマータイムマシン・ブルース

〜DVD(購入)>TV〜
ケチャカワイイ映画


俗に言うGWは今日をもって終了でありますが、結局いつものごとく大したことは何もしなかったGWでございました。
せいぜい“HDDレコーダーに録画したほとんど見ていないTV番組の整理をした”・“DVDを大量購入した”ことぐらいでしょうか。その中でも唯一嬉しかったのは「殺人の追憶」と「ランド・オブ・ザ・デッド」のDVD(中古)を激安価格で購入できたことですかね。(一本700円!)たまにこんなラッキーなハプニングがあるので中古屋巡りは楽しいんですよね。
また購入したっきりで未見だったDVDも色々観ました。NHK水曜ドラマの「宮本武蔵」(役所広司主演)や「俺がハマーだ!」の増刊DVDなんかを。
来年のGWこそ香港にでも行って映画のロケ地巡りでもしてみたいものですねぇ。

今日は新品で購入できた「サマータイムマシン・ブルース」を観ることにしました。「踊る大捜査線」の本広克行監督による昨年公開されたタイムトラベルモノです。何やらとても面白いとの事で行く気マンマンだったのですが、昨年観に行けずじまいの映画でした。

観終わった後、映画館で観なかったことを激しく後悔したほど、噂どおり大変面白い映画でしたね。タイムマシンが登場する映画というと壮大なストーリーになりがちですが、そのタイムマシンをあえてセコくショボくムダ使いすることで新たな面白さが広がるというのはまさに逆転の発想ですね。

部室のクーラーの壊れたリモコンを壊れていない昨日に行って取ってくるという大変スケール感の無い(笑)こじんまりとした映画ですが、タイムトラベルモノとしての話の辻褄合わせが完璧。もちろん「んな訳無いじゃん」と思う設定もこの映画がコメディーというスタイルを取っているので気にせず観ることができます。シリアスなドラマだったらそうは行かないでしょうけどね。とにかく序盤の?なシーンも話を追うごとに「おーーッ、そうだったのか」と頷くことしきり。とにかくシーンの全てが意味があり、邦画にありがちなギャグの寒さもほとんど無く、とにかく楽しい映画でしたよ。

ただ老若男女が楽しめるかは疑問。この映画のメインのSF研究会の若者5人、この5人独特のノリに乗っかることができるかどうかがキモ。このノリが独特なのでお年を召した方はイマイチ楽しめないかも知れません。私はこの5人の掛け合いがとってもツボに入ってしまい、終始ニヤニヤしっぱなしで大変楽しめましたね。

この映画のDVDは初回限定版の方が安い(2000円強)という珍しいリリース方法なので、店頭で見かけたら即ゲットしたほうが良いかも。接客用DVDとして今後重宝しそうな映画です!