0075 CASSHERN

日曜洋画劇場(録画)>TV〜
急に弱くなるロボット映画

録画してから一度も再生していなかった「CASSHERN」をようやく重い腰を上げて観ることにしました。一度HDDレコーダーをフォーマットしようと思いまして、今まで勝手に取っていたTV放映映画を観ようかなと。

宇多田のPV映画だの賛否両論(“否”が多いようですが)あったこの映画。いいんじゃないですか、こういう映画があっても。監督のやりたいようにやった感が凄く出ていて清々しい!伝えたいメッセージも何となく分かったような気になりましたしね。ラストの宇多田の曲が流れるところなんかホントPVそのまんまではありますが、曲にバッチリ合っていて“この作りは流石にウマイ”と感心しました。

あのプレステのムービー画面のようないかにもなCGは監督の意向なんですかね、わざとリアルではないようにした作りなのかしらん。それと意外だったのは宮迫の演技が結構良かったこと。ま、台詞は無いんですがナカナカでした。あと寺尾聡のチョイワルな役どころもカッコよかったですね。

ただ、エンターテイメントとしては全く面白く無い!ホント!あまりにもやりたいようにやりすぎてます。格闘シーンなんか何やってるかさえ分からず置いてけぼり。見せ方も統一感無くすごく見づらいし。メッセージを伝えたいのは分かるけど肝心のストーリーはつまらないし、分からないし。二度と観ようとは思いませんね。ちょっと時間の無駄だったかなあ。

東映の映画だとばっかり思って観ていたら松竹だったんですね、この映画。なんか松竹ってあまり冒険しないイメージがあったので意外でした。