0083 バタリアン・リターンズ

〜VHS(レンタル)>TV〜
あまりにもいいかげんな軍施設

今日は週末ということもあり「仕事終わりに映画でも」といつものように映画館に行こうと思いましたが、東京は蒸し暑かったので急遽止めることに。夜遅くから激しく雨が降るという予報も出ていたし。

なので今日は夕飯(鶏の唐揚げとカップめん)を食べながら「バタリアン・リターンズ」を観ることにしました。
バタリアン」シリーズは好きでしたが、この「バタリアン・リターンズ」っていうその名前は知っていましたけど、正統な続編だとはつい最近まで知りませんでした。今年は(バタリアンの)「4」「5」が公開されるそうで、「これは観なくては」とレンタル屋に向かったのでした。

続編ではありますが、明らかに前2作に比べてガクッとチープな作りになりましたね。かなり安く「RETURN OF LIVING DEAD」の名を譲り受けたんでしょう。ネットでは高く評価している人も多いですが、私にとっては駄作でした。脚本も演出も俳優の演技もセットも小道具も「RETURN OF LIVING DEAD」を名乗るにしてはチャチ過ぎ。アイディアとバタリアンデザインはまあ許せるとして。

お話は死んでしまった恋人を生き返らせようとした青年が死体蘇生を研究していた軍施設で死んだ恋人を甦らせてしまうことから始まる愛の逃避行劇(?)ですが、この主人公の青年の行動・言動がとにかくムカついて共感できないんですよ。例えるなら“避妊しないで妊娠させて発覚したら親に泣きついて堕ろさせるドラ息子、そのくせ権利ばかり主張する”そんなようなクソガキが主人公ですからね。「テメーが真っ先に喰われちまえ」と何度思ったことか。最後だってバタリアンに腕を喰われてなければ親父(軍の研究責任者)と絶対逃げてましたぜ、バタリアンな恋人は置いてけぼりにして。

またもう一人の主人公(?)のゾンビ=バタリアンにもすこし不満でした。なんか前2作のバタリアンとのデザインタッチが違う感じなんですよね、「ブレイーン」って叫ばないし。脳みそ食べるのも体の痛みを抑えるためじゃないようだし。まあパワフルではありましたけどね。

私にとってバタリアンは“2”まででいいかなあ。