0084 デモンズ

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デモンズは吐きやすい体質

今日は暑いですね、もうエアコン全開です。これから天気が荒れるそうなんですが、なんかそんな感じがしませんねぇ。こんな暑い日はやっぱりホラーだということで今日は久々に「デモンズ」を観ることにしました。

なんか「デモンズ」もいろいろシリーズがあるようなんですが、私はこの“1”で十分ですね。映画自体は大変よく出来ていると思うし(怖がらせる演出とか写し方とかゴアなシーンとか)サクッと観れるのでお手軽な映画だと思うのですが、イマイチそのモンスター“デモンズ”に興味があまり湧かないんですね。

デモンズはいわゆるゾンビの亜流のようなもので、デモンズに攻撃される(ひっかかかれたり咬まれたり)とその人間もしばらくしてデモンズになってしまうのですが、人間を食べる訳では無いんですね。あくまでも攻撃をする対象なんです。私はゾンビには“伝染性+人を食うモンスター+元人間”というところに最大の魅力そして恐怖を感じているので、本能のままに人を殺すデモンズにはちょっとグッとくるものが無いんだよなあ。デモンズが何で発生したのかも謎だし。

ですがこの映画の中ではデモンズはとても怖い存在として描かれていましたね。なんたってパワフルでスピーディ。人の頭を椅子でガンガン挟んで殺そうしますし、ロープで二人まとめてがんじがらめにして圧迫死させようとしますしね。もちろん走るのも大得意だし。反撃するよりとにかく逃げるしかない、こちらに対処する余裕を与えない、なかなかの猛者だと思います。

またこの映画が怖いのは閉鎖された映画館の中でのお話というところですね。外に逃げることが出来ないというのはかなり怖い。逃げている間にもデモンズはどんどん増えていきますしね。絶望的な状況がよく表現されていたと思います。

またヒロインと行動を共にする青年が親友を亡くした(デモンズ化)ことをきっかけに、日本刀片手にバイクで大暴れするのも見どころのひとつ。「死霊のはらわた」シリーズのアッシュに負けない活躍ぶりでした。やっぱり怪物たちをバッサバッサを斬っていくのは爽快ですね。音楽も良かったし。

少なくとも昨日観た「バタリアン・リターンズ」よりは納得度(何の?)は高いです!