0092 姿三四郎

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相撲取りには勝てたのだろうか?

黒澤明のデビュー作「姿三四郎」を観ましたよ。1943年の作品。凄いなあ、63年前の映画だなんてねぇ。

当時のベストセラー柔道小説の映画化だったようです。昔の映画なので案の定、聞き取りにくいシーンが多いのですが、それほど複雑な話では無かった為、大体ストーリーは理解できました(単純なお話ですからね)。それと途中で注釈の入るところが当時検閲されてカットされたシーンなんですかね。三四郎とお師匠さんの特訓シーンは是非、観てみたかったです。

ま、昔の映画、それも戦中の古い映画なので、今の映画と比べたら(…比べることすらナンセンスですが)そりゃ観ずらいし聞き取りずらいしストーリーも単純でツマラナイかもしれませんが、画の見せ方や構図は流石だなあと思いますね。今でいうところのスタイリッシュって奴だと思うんですよね。そんなに昔の映画を観たことは無いのであくまでも憶測なんですけど。

キャラ立ても分かり易くて上手ですよね、純朴で天然ぎみなどすこいキャラの姿三四郎とクールでニヒルな二枚目キャラのライバル檜垣。この月形龍之介演ずるライバル檜垣がとてもカッコよかった。また途中、三四郎と闘う柔術使い村井役の志村喬もいつものホンワカキャラで安心できました。