0098 デイジー

〜MOVIX亀有にて〜
オランダ警察はダメ組織

今日は「インファナル・アフェア」のアンドリュー・ラウ監督が撮った韓国映画「デイジー」を観てまいりました。

この映画、ほとんど予備知識無く観たんですね。予告編で銃撃シーンがあったからという理由だけで(笑)。まあ簡単に説明すると殺し屋の男、刑事の男、絵描きの女の三角関係を3人それぞれの視点で描いていくラブストーリー(アクション・サスペンス味付けもアリ)。もっと簡単に説明すると男の散り際を邪魔する女のお話でした(笑)。

カメラワークや編集などとにかく映像に関してはとても素晴らしかったですね。すごく撮り方が上手いなあと唸ってしまいました。またイケメン殺し屋チョン・ウソンもカッコよかったです。ただあんなに女にオクテな殺し屋なんていないよね。ヒロインに必死になって自分アピールをしているシーンなんて笑っちゃったもの。その殺し屋の恋敵となるインターポールに出向中の刑事がイ・ソンジェ。「公共の敵」の猟奇殺人鬼の役だった人です。この映画ではその猟奇的な演技は見せず爽やかなちょっとズルイ刑事を演じておりました。ヒロインのチョン・ジヒョンはまあカワイイですが今のところあまり魅力を感じませんね、ところどころユンソナに見えたし。

ま、とにかく映像としてはホント違和感を感じさせない、それでいて迫力ある画でとっても満足だったんですが、肝心のお話・設定ががイマイチだったかなあ。やっぱり無理があるんですよねぇ。またオランダが舞台というのもあまり意味なかったんじゃないかな。

ヒロイン中心にストーリーが展開していくのですが、それにより二人の男の話がどうしても簡単なモノになってしまったのは残念でした。恋敵同士であるその二人の関係をもうちょっと掘り下げてもよかったような。